SugarCRM、次期バージョンの新機能を紹介
SugarCRMは、次期版に搭載する新機能を発表した。Webフレームワーク機能ではユーザーインタフェースの構築や管理ができる。モバイル端末にSugarCRMを最適化する機能も追加される。
オープンソースのCRMを開発・提供する米SugarCRMは米国時間の2月2日、次期版で搭載する機能として、REST(Representational State Transfer)インタフェースを追加したWebサービスフレームワーク、カスタマイズ機能、モバイル対応などを紹介した。
Webサービスフレームワークは、性能を強化することでWebサービスの呼び出しを高速に実行できる。サードパーティ開発者はSugarCRMとの統合を容易に行えるほか、RESTインタフェースの追加により、Sugarデータを土台としたRESTサービスも容易に開発できるとしている。
新機能「Themes Framework」は、ユーザーインタフェース層「Sugar Themes」の構築と管理ができるフレームワーク。CSSを利用して、容易にカスタマイズテーマを作成できるという。
モバイル端末向けにSugarCRMを最適化する「Mobile Studio Editor」も導入する。モバイル端末での利用に合わせて事前に構築されたレイヤーやビューを使って、モバイル端末でアクセスするモジュールを選択できる。
SugarCRMは2008年12月、クラウド環境にあるサービスと接続する「SugarCRM Cloud Connectors」を発表しており、次期版では同コネクタを利用してZoominfoとCrunchBaseが提供するビジネス情報にアクセスできる機能も搭載される予定という。
Cloud Connectorsは同日提供を開始、そのほかの機能は2009年1月にβ版の提供となり、正式版は2009年春にリリースする予定。
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