ニュース
JP1一問一答・開発環境のジョブネットを本番環境に移すには:システム管理者へのお助けTips
開発環境のジョブネットを本番環境に移行するには、定義情報の退避と回復を行うことで、簡単に作業を進められる。
定義情報の退避と回復でジョブネットを本番環境に移す
開発用ジョブネットを本番環境に移行したい場合、ジョブ、ジョブネット、またはジョブグループごとに定義情報をファイルなどに退避し、本番サーバで回復するようにすると、簡単に実現できる。
対象製品:JP1/Automatic Job Management System 2 - Manager(JP1/AJS2 - Manager)
ジョブネットの定義情報の退避方法
まず、ジョブネットの定義情報をファイルに出力する。ajsprintコマンドを実行すると、ジョブネットの定義内容は「標準出力」に出力されるので、ファイルにリダイレクトすることで、ファイルにジョブネットの定義内容を保存できる。ジョブやジョブグループも同じ方法で保存が可能だ。
ジョブネットの定義情報をファイルから回復する
ajsdefineコマンドを実行すると、ajsprintコマンドで保存したジョブネットをJP1/AJS2 - Managerに回復することができる。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
システム管理者へのお助けTips:JP1一問一答・複数オブジェクトのバインド作業を簡略化したい
監視項目を設定する際、アラームと複数のエージェントを関連付けるのは煩雑な作業だ。これを効率的に行う方法はないだろうか。
システム管理者へのお助けTips:JP1一問一答・毎月パラメーター値が変化するジョブを自動化するには?
毎月パラメーター値が変動する処理を含む業務では、実行のたびにジョブネットの定義を変更しなければならない。これを自動化するにはどうしたらよいだろうか。
システム管理者へのお助けTips:JP1一問一答・ジョブ作成時のデフォルト値を変更する方法は?
運用環境がJP1のデフォルト値と異なる場合は、テストのたびに同じ内容をルートジョブネットに定義しなおさなくてはならない。これを回避する方法はないだろうか。
HITACHI Open Middleware World 2008 Autumn Report:仮想化時代に求められる運用管理の手法とは
11月17日、日立製作所の最新ITソリューションを紹介する「Open Middleware World 2008 Autumn」が開幕した。同社の運用管理ソフトウェアである「JP1」およびアプリケーションプラットフォーム「Cosminexus」の最新機能を中心に、事例や展示を織り交ぜた総合的なソリューション紹介が行われている。
Cosminexus V8 Review:ユーザー側からの業務カイゼンを促がすSOA基盤
Cosminexus(コズミネクサス)とは日立が提供するWebアプリケーションサーバやSOA基盤を総称するブランド名だ。先日発表されたV8で強化されたポイントを詳解する。


