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Mozilla、開発環境をクラウドで提供する新プロジェクト「Bespin」発表
Mozilla Labsが新たに発表した「Bespin」は、Firefox拡張機能「Ubiquity」などと連携できる拡張性を持つWeb開発フレームワークだ。
Mozilla Labsは2月12日、Webベースのプログラミング環境プロジェクト「Bespin」を発表、初期プロトタイプ「Bespin 0.1」を公開した。拡張性のあるWeb開発フレームワークで、開発者の生産性を改善するという。Mozillaの提唱する「Open Web」を進める狙いだ。
BespinはDeveloper Tools Labの下で開発が進められている。拡張性のあるWebベースの開発フレームワークを提供することで優れたユーザーエクスペリエンスを実現、開発者の生産性を改善し、オープンな標準の利用を促進するという。
特徴は、拡張性、手軽さ、リアルタイムコラボレーション、コマンドラインの統合、どこからでもアクセスできる点など。中でも拡張性では、Mozilla LabsのFirefox拡張「Ubiquity」などのコマンドやプラグインAPI経由で連携を可能にするという。
同日公開した0.1は、シンタックスハイライト、Undo/Redo、ブラウザでのプレビュー、プロジェクトのインポート/エクスポートなどのベーシックな編集機能を提供するプロトタイプ。利用には「Firefox 3.0」が必要。プロジェクトのページからアクセスできる。
Bespinのソースコードは、Mozilla Public Licenseの下で公開されている。
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