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センドメール、中小ISP向けのスパム対策パッケージ発売:ガイドラインに準拠
センドメールは、総務省のスパム対策ガイドラインに準拠したスパム対策のパッケージ製品を発売する。
センドメールは、総務省のスパム対策ガイドラインに準拠した中小規模のインターネットサービスプロバイダ(ISP)向けスパム対策のパッケージ製品を3月2日に発売する。無償の導入コンサルティングサービスも併せて提供する。
同パッケージは、スパム対策として推奨されている送信ドメイン認証や25番ポートブロックに対応したもの。製品構成は、メールゲートウェイシステム「Mailstream Switch MTA」、セキュリティ管理システム「Mailstream Manager/Sendmail Anti-Spam」、送信ドメイン認証および25番ポートブロックの設定ファイル、テンプレートとなっている。
大手ISP各社では、電子メール送信者のドメインから正当性を確認する送信ドメイン認証や、スパムの大量送信に利用される25番ポートのブロックを利用することで、スパムからユーザーを保護する対策を導入。一方、電気通信事業法で通信の差別化が禁じられており、ガイドラインでは送信ドメイン認証の利用をユーザーが判断することが望ましいと定めている。
同パッケージは、事業規模や投資環境などの制約からスパム対策の導入が遅れがちな中小ISPの支援するのが目的だという。同社の販売代理店が提供し、参考価格は1万ユーザーの場合で400万円から。近日中に各種機能を集約したアプライアンスサーバも発売する。
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