ニュース
九州大学情報基盤研究開発センター、スパコンシステムを刷新
九州大学情報基盤研究開発センターは日立の「SR16000モデルL2」で構成される「高性能アプリケーションサーバシステム」の稼働を開始した。理論ピーク性能は25.267TFLOPS。
九州大学情報基盤研究開発センターは5月19日、日立製作所のスーパーテクニカルサーバ「SR16000モデルL2」で構成される「高性能アプリケーションサーバシステム」の稼働を開始した。
同センターのシステムはこれまで、IBM eServer p5モデル595とSR16000モデルL2の前身となるSR11000モデルJ1/K2で運用されていた。SR16000モデルL2は、POWER6プロセッサ4.7GHzを1ノード当たり16個搭載し、理論ピーク性能は601.6GFLOPSを誇る水冷モデル。今回、最新モデル43ノードを導入したことで従来比約8.3倍の処理性能を得た。
フロントエンド部分のメインメモリは256Gバイト、バッチジョブを処理する演算ノードのメインメモリは128Gバイト。理論ピーク性能は25.267TFLOPSで、演算ノード間は、Infiniband 4X DDR 4Gバイト(片方向)×2で、200TバイトのRAID 5ストレージ部分(AMS2300)とは4Gbpsのファイバチャネルで接続している。OSはIBM AIX 5L V5.3が用いられている。
今回導入したシステムは2013年2月まで約46カ月間運用する予定。
関連記事
- 日立、科学技術計算向けサーバの新版 理論ピーク性能1.28TFLOPS
1ノードにPOWER6プロセッサを最大32個、最大1Tバイトのメモリを搭載できる「SR16000」シリーズの新版を日立が発売した。理論ピーク性能は1.28TFLOPS。 - IBM Power Systemsにミッドレンジモデル、仮想化および管理機能強化でHPやSunに対抗
IBMはSystem iとSystem pを統合したPower Systemsシリーズを強化し、エンタープライズおよびミッドマーケットの顧客に新しい選択肢を提供する。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.