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M・ジャクソンさんの訃報に便乗した波状攻撃、今度はワーム出現
「Remembering Michael Jackson」というメールの添付ファイルにはワームが仕込まれている。
セキュリティ企業の米Symantecは6月30日のブログで、米歌手マイケル・ジャクソンさんの訃報に便乗した大量メールの送信ワームが出現したと伝えた。ジャクソンさんの死をめぐっては、直後から便乗スパムやSEO攻撃が横行し、セキュリティ各社が注意を呼び掛けている。
今回見つかったワームは「Remembering Michael Jackson」という件名のメールで届く。本文では「マイケル・ジャクソンの秘密の曲と写真」が入手できると称し、添付されているzipファイル「Michael songs and pictures.zip」を開くよう仕向ける。
zipの中に仕込まれている「MichaelJacksonsongsandpictures.doc.exe」というファイルがワーム(同社ではW32.Ackantta.F@mmと呼称)になっており、ファイルを開くと感染する。このワームはメールだけでなく、autorun機能を使ってリムーバブルメディア経由でも感染するという。
こうした手口にだまされないために、メールの添付ファイルやリンクを不用意にクリックしないことはもちろん、ジャクソンさんにまつわる情報や映像、写真などは使い慣れた信頼できるサイトのみで閲覧した方がいいとSymantecは忠告している。
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詳細についてはリンクをクリックするよう促し、リンク先ではユーザーのPCに悪質コードをインストールする仕掛けになっているスパムメールが出回っているという。