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パロアルト、ファイアウォールの新OSと中小企業向け製品を発表
ファイアウォールベンダーのパロアルトネットワークスは、新OS「PAN-OS 3.0」と中小企業向けアプライアンスを発表した。
ファイアウォールベンダーのパロアルトネットワークスは7月14日、新OS「PAN-OS 3.0」と中小企業向けアプライアンス「PA-500」を発表した。PA-500は8月以降に出荷する。
PAN-OSは、850種類以上のアプリケーションを識別して、正常なトラフィックを確保するファイアウォール機能とIPSec VPN接続、アプリケーションやユーザー、コンテンツの種類をIDとして管理する機能を搭載する。
最新版では、QoS帯域制御機能とSSL VPN接続機能を搭載したほか、IPv6にも対応した。QoS帯域制御機能ではトラフィックの最適化を図ることで、遅延の低減やサービス維持に必要な帯域幅を確保できるようになる。SSL VPNはWindows XPおよびVistaからのアクセスに対応し、利用環境に応じて最適なリモートアクセス手段の選択が可能になる。
PA-500は、上位製品である同4000や同2000シリーズを同等の機能を持つ。性能面はファイアウォールのスループットが250Mbps、IPS(不正侵入防御)のスループットが100Mbpsなどで、中小企業の利用環境に最適化した。
このほか、GbEを8ポート搭載し、80GバイトのHDDやRJ-45ポートなどを装備する。価格はオープンで、同社販売代理店から提供される。
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