NetBeans 6.9β版がリリース、OSGiサポートやRuby on Rails 3.0対応などが追加
オープンソースのJava統合開発環境「NetBeans」の最新β版が公開された。JavaFX関連の機能強化、「Ruby on Rails 3.0」への対応などが特徴。
NetBeans Communityは4月23日、オープンソースのJava統合開発環境(IDE)の最新版「NetBeans 6.9」のβ版を公開した。RIA実行環境「JavaFX」対応を強化、「Ruby on Rails 3.0」にも対応する。
NetBeans 6.9ではJavaFX開発を視覚化するビジュアルレイアウトツール「JavaFX Composer」が追加された。Java SE向けの「Swing GUI Builder(Matisse)」のように、JavaFXのGUIを視覚的に構築できる。同日公開された「JavaFX SDK 1.3」にも対応する。
また、NetBeansプラットフォームベースのアプリケーションにOSGiバンドルを組み込めるようになったほか、MavenとAntを利用したOSGiバンドルの開発にも対応する。そのほかOSGiコンテナ「Apache Felix 2.0.3」に対応、Equinoxも実験的にサポートする。
「PHP Zend Framework」とRuby on Rails 3.0にも対応、Java EEでは「Spring Framework 3.0」やJSR-299(Java Contexts and Dependency Injection)に対応する。
NetBeans 6.9β版はWindows、Mac、Linux、Solarisに対応、プロジェクトのWebサイトからダウンロードできる。
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