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シダックス、グループ共通会計システムを導入 日本オラクルのERP活用
14の子会社を持つシダックスは、日本オラクルの中堅企業向けERP「JD Edwards EnterpriseOne」を活用したグループ共通会計システムを導入した。
日本オラクルは6月21日、外食や学校給食、カラオケなど多数の事業を営むシダックスが、日本オラクルのERPパッケージを活用して構築したグループ共通会計システムを導入したと発表した。シダックスは会計処理のルール、コード体系、業務プロセスをグループ内で標準化することで、店舗ごとの収支情報管理の簡素化や、グループ間の連携強化などを実現するという。
シダックスは14の連結子会社を保有する持ち株会社。従来は各事業で固有の業務システムを運用しており、運用管理コストや作業負荷が大きいという問題があった。同社は今回の共通会計システムの導入で、業務効率化・標準化・経営管理情報の品質向上を目指す。
シダックスが導入した共通会計システムは、日本オラクルの中堅企業向けERPパッケージ「JD Edwards EnterpriseOne」を活用して構築したシステム。シダックスによると、「グループ会計の実装、短期かつ低コストによる導入や今後のさらなる成長に併せて拡張できる」のが同パッケージを採用した理由だという。
シダックスは今後、日本での適用が見込まれる国際会計基準(IFRS)にも同会計システムを対応させるとしている。
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