Google、ページ読み込みを自動高速化する「Page Speed Service」を発表
Googleが、一連の“Web高速化”の取り組みの新たなサービス「Page Speed Service」を発表した。Webオーナーに代わってサイトを高速化するよう書き直してくれる。
米Googleは7月28日(現地時間)、Webサイトオーナーがページの読み込みを自動的に高速化できるサービス「Page Speed Service」を立ち上げたと発表した。テスト段階では60%高速化できた場合もあったという。
Googleは“Web高速化”に取り組んでおり、2009年6月のサイト高速化支援技術「Page Speed」、同年11月の高速化プロトコル「SPDY」、2010年のWebサイト高速化モジュール「mod_pagespeed」など、さまざまな関連サービスを提供してきた。Page Speed Serviceはこれらの“Page Speed”ファミリーの新たな一員という。
同サービスを利用するには、サービスのページからGoogleアカウントでサインアップし、高速化したいWebサイトのURL、おおよそのページビューを入力して送信する。Googleがユーザーのサーバのコンテンツをフェッチし、パフォーマンスを最適化するよう書き直し、Googleのサーバからエンドユーザーに書き直したコンテンツを提供する。ユーザーは従来通りWebオーナーのサイトにアクセスする。
同サービスのギャラリーには、オリジナルサイトと最適化後のサイトの読み込み速度を比較した例が掲載されており、最高で62%速くなっている。
同サービスは現在、限定的に無料で提供されている。正式サービスは有料になるが、競争力のある価格になるとしている。
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