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Appleの提訴を受け、ITCがSamsungの審査を開始
米国への製品輸入禁止の決定権を持つUSITCが、スマートフォンとタブレットの特許で争うAppleとSamsungの双方からの申し立てを受け、両社の審査を開始した。
米国際貿易委員会(USITC)は8月2日(現地時間)、米Appleによる提訴を受け、韓国のSamsungの製品輸入差し止めの申し立てに関する審査を開始すると発表した。USITCは、不当な輸入による弊害を調査し、米国への輸入差し止めなどの決定を行う準司法機関。
この審査では、Samsungのスマートフォンおよびタブレット(Galaxyシリーズ)がAppleの権利を侵害しているかどうかを調査する。USITCは7月27日には、Samsungからの申し立てを受けてAppleの審査開始を発表している。いずれの調査も完了には数カ月かかる。
AppleとSamsungはスマートフォンとタブレットの関連特許をめぐり、互いに提訴している。Samsungは1日、オーストラリアでの「Galaxy Tab」新機種発売を延期することでAppleと合意した。
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