RIM、「BlackBerry 7」搭載新モデルを8月末から発売
AndroidやiPhoneにシェアを奪われているRIMが、新OS搭載のタッチスクリーン対応端末でシェア回復を目指す。
カナダのResearch In Motion(RIM)は8月3日(現地時間)、最新OS「BlackBerry 7」搭載のスマートフォンを発表した。Boldシリーズの「BlackBerry Bold 9900」「同9930」、Torchシリーズの「BlackBerry Torch 9810」「同9850」「同9860」の5機種を、8月末から順次発売するという。具体的な価格や販売地域については公表されていない。
BlackBerry 7は5月に発表された同社の最新OS。WebKitベースのWebブラウザを搭載するほか、タッチレスポンスや画像表示が強化された。また、5月に発表した「BlackBerry Balance」機能の統合により、ユーザーは私物の端末で企業のアカウントやデータを安全に利用できるという。
BlackBerry Bold 9900と9930は、2.8インチのディスプレイ、QWERTYキーボードを搭載し、同社端末としては最も薄い10.5ミリ。また、同社端末としては初めてタッチスクリーンを搭載した。NFC機能もサポートする。9900と9930の違いはサポートするネットワークのみ。
BlackBerry Torch 9810は3.2インチのディスプレイ、スライド式のQWERTYキーボードを搭載。こちらもタッチスクリーンに対応している。
BlackBerry Torch 9850と9860は、キーボードのないタッチスクリーン端末。3.7インチのディスプレイで、キーボードがない分、厚さが11.5ミリと薄くなっている。2モデルの違いはサポートするネットワークのみ。
米調査会社IDCの第1四半期の世界スマートフォン市場調査によると、RIMはAndroid、Symbian、iOSに次ぐ4位で、前年同期より約7ポイントシェアを落としている。
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