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Microsoft、「Windows 8」への「Hyper-V」搭載を正式に発表
「Windows Server 2008 R2」に搭載されているハイパーバイザーベースのサーバ仮想化ソフト「Hyper-V」がWindows 8にも搭載され、ゲストOSとして32bit/64bitのOSを稼働できるようになる。
米Microsoftは9月7日(現地時間)、次期OS「Windows 8」に同社の仮想化ソフト「Hyper-V」を搭載すると発表した。これにより、ユーザーはVMwareなどのサードパーティー製仮想化ソフトを購入せずにWindows上に構築した仮想マシンで別のOSを稼働できるようになる。
Hyper-Vは現在、MicrosoftのサーバOS「Windows Server 2008 R2」に搭載されているが、クライアントOSに搭載されるのはWindows 8が初めてだ。すべてのエディションに搭載されるかどうかは不明。
システム要件は、64bitのプロセッサと4Gバイト以上のRAM。4GバイトのRAMで3〜4のVMを稼働させることができるという。ゲストOSは32bitと64bitの両方に対応する。VM Console(VMConnect)は、VMの画面を32bitカラー、1600×1200までの解像度で表示できる。
Hyper-Vのライセンスは従来と変わらず、VMで稼働させるOSについては個別のライセンスが必要だ。
Microsoftは9月13日からカリフォルニア州アナハイムで開発者向けの年次会議「BUILD」を開催する。同社はこの年次会議でWindows 8の詳細を発表する計画だ。
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