Facebook、ニュースフィードのタブ統合と投稿ティッカー追加を発表
Facebookが、ユーザーのアクセス頻度に合わせて表示を変える新ニュースフィードと、話題に乗り遅れずにすぐにコメントできるリアルタイムの投稿お知らせ機能を発表した。
米Facebookは9月20日(現地時間)、投稿閲覧に関連する2つの新機能を発表した。数日中に「ニュースフィード」の表示方法が変更され、友達の投稿をリアルタイムで通知するティッカー機能が追加される。
ニュースフィードの統合
現在のニュースフィードには「ハイライト」(Facebookがユーザーのアクティビティからそのユーザーにとって重要と判断した投稿を表示する)と「最新情報」(友達の投稿を最新のものからすべて表示する)に分かれており、切り替えて使うようになっているが、これが1本化され、ページの上部にハイライトの投稿が、その下に最新情報が表示されるようになる。
ハイライトと最新情報の配分は、Facebookがユーザーのアクセス頻度から判断して調整する。頻繁にニュースフィードをチェックしているユーザーには最新情報を多く、数日ぶりにチェックするユーザーにはハイライトを多く表示するという。ハイライトの投稿の左上には三角マークが付いており、これをクリックすることでその投稿をした友達をハイライトから“格下げ”させることもできる。
全投稿の右上に表示されるプルダウンメニューで投稿をハイライトに“格上げ”したり、15日に追加された「フィード購読」ボタン同様に相手の投稿の表示レベルを調整できる。
また、ニュースフィードでの画像サムネイルの表示が大きくなる。
投稿をリアルタイムに知らせるティッカー機能
友達のアクティビティをリアルタイムで知らせるティッカー機能が、現在「チャットバー」が表示される右端に追加される。例えば、数時間前に多くのコメントで盛り上がっていた投稿に気づかず、乗り遅れるといったことが避けられるようになるだろう。
ティッカーの各項目をクリックすると表示される詳細窓で、直接コメントを投稿できる。
ティッカーの対象となるフィードには、ユーザーが「フィード購読」ボタンなどで設定したレベルが反映されるので、興味のない友達のゲームスコアなどが表示されないように調整できる。
Facebookは9月に入り、友達を分類する「スマートリスト」やフィード購読ボタンなど、ユーザーがソーシャルグラフを従来より細かくカスタマイズできる機能を立て続けに発表している。同社は22日に開発者向け年次会議「f8」を開催し、そこでも多数の新機能を発表する見込みだ。
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