Google+の「サークル」、Twitterの「リスト」的な共有が可能に
「IT系ブロガー」「カメラマン」といった仕事や趣味で作ったサークルを一般公開したり、「会社の同僚」サークルを限定公開したりといった利用が可能だ。
米Googleは9月26日(現地時間)、20日に一般向けにβ公開したソーシャルメディアサービス「Google+」で、「サークル」を共有できる機能を追加したと発表した。Twitterの「リスト」のように、自分でグループ化したユーザーのリストを公開できる。
サークルは、Google+での自分の友達を分類する機能。友達を追加する際、必ずいずれかのサークルに入れることになっている。デフォルトでは「友だち」「家族・親戚」「知人」「フォロー中」の4つのサークルが用意されているが、自分で新しいサークルを作成することもできる。
サークルを共有できるようになったことで、例えば「ITジャーナリスト」や「アーティスト」など、仕事や趣味でフォローするために作ったサークルを一般公開したり、会社の同僚のサークルを同僚に限定公開するといった使い方が考えられる。
自分のサークルを共有するには、共有したいサークルを選択すると表示される「共有」をクリックし、表示される設定画面にコメントを追加し、共有範囲を設定して「共有」をクリックする。
これで、自分をサークルに入れているユーザーのストリームでサークルが共有される。ストリーム上のサークルを取り入れるには、「サークルを追加」をクリックし表示される設定画面にサークル名を入力して「サークルを作成/サークルに追加」をクリックする。新たなサークルとして追加することも、既存のサークルにマージすることもできる。
Twitterのリストと異なり、共有後はサークルの作者の手を離れ、取り込んだユーザーがそれぞれに編集できる(オリジナルの作者が共有後に行った編集は反映されない)。
独自の方法によるGoogle+の加入者数推計で定評のあるGoogle+ユーザー、ポール・アレン氏によると、Google+の一般向けβ公開後の23日の時点でユーザー数は30%増加し、4300万人を超えたという。
新たに加入したユーザーにとって、既にあるサークルを利用できれば手間が省け、利用促進につながるだろう。
また同日、米Zyngaの人気ソーシャルゲーム「CityVille」がGoogle+で利用できるようになった。Google+では8月から「Angry Birds」や「Bejeweled」などをプレイできるようになっている。CityVilleは米Facebookのサービスで最も人気のあるゲームの1つだ。こちらも、一般公開で加入したマジョリティユーザーに訴求するだろう。
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