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Google、「Blogger」の動的テンプレート「Dynamic Views」を発表
ブログサービス「Blogger」にHTML5やCSS3などを利用した動的テンプレートが追加された。ブロガーはテンプレートを選ぶことで自分のブログに合ったデフォルト表示を設定できるが、読者も表示ビューを切り替えられる。
米Googleは9月27日(現地時間)、ブログサービス「Blogger」向けの動的テンプレート「Dynamic Views」(日本語では「動的ビュー」)を発表し、同社の公式ブログの幾つかでこのテンプレートを採用したと発表した。Bloggerの公式ブログ自体も新テンプレートで表示されている。
同社が4月に試験的に導入したDynamic Viewsは、HTML5やCSS3などの技術を採用しており、読者が閲覧中のブログのレイアウトを用意された7種類のビューから選択し、切り替えて表示できる。切り替えるには、ページの左上にあるプルダウンメニューから選択するだけだ。
Bloggerユーザーは、「テンプレートデザイナー」で読者が最初に表示するデフォルトのビューを設定できる。用意されているビューは以下の7種類だ。
- Classic 従来のテンプレートに最も近い。スクロールで最初の投稿までさかのぼれる。掲載画像はスクロールにともなって順次読み込まれる
- Flipcard 写真をページにタイル状に表示する。画像の多いブログに向く
- Magazine 雑誌のような“すっきりと洗練された編集スタイル”
- Mosaic 画像やテキストをさまざまなサイズでモザイク状に表示する
- Sidebar メールの受信トレイのように、左側に投稿が時系列に一覧表示される。画像がある場合はサムネイルが表示され、コメント数を表示することもできる
- Snapshot 投稿をボードにピンで留めたようにインタラクティブに表示する
- Timeslide 投稿を時系列に沿って縦に表示する。画面は3つのカラムに分割され、左から画像とタイトルと概要、タイトルと概要、タイトルのみが時系列に並ぶ。1日に多数の投稿をするブロガー向きだろう
同日から、Gmail(Classicビュー)、Google Maps(Magazineビュー)、Google Docs(Classicビュー)の公式ブログがDynamic Views対応になった。今後ほかの公式ブログもDynamic Viewsに対応していくという。
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