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日常業務の改善につなげる「ライフログ」ツールの使い方:企業流モバイル「ログ」活用術(2/3 ページ)
企業では社員のさまざまな行動内容が「ログ」として蓄積、管理されますが、ログの新たな活用が企業のモバイル化によって注目されています。今回はログを社員の行動改善につなげる方法を紹介しましょう。
自動でライフログを残す
それでは、自動ツールを使ってどのように日常業務でのライフログを蓄積していけばよいのでしょうか。具体的にみていきましょう。
例えば、AOSテクノロジーズで提供しているログ管理ソフト「スペクタープロ for Android viaメール」というアプリケーションは、Android端末にインストールすると、通話履歴やWebの閲覧履歴、位置情報、デジカメで撮影した写真のサマリ画像などを、管理者にメールで定期的に送信できます。PC版では、画面キャプチャなどの情報も自動で記録できます。
スペクタープロ for Androidのレポート送信先を自分のメールアドレスに設定すれば、過去に自分が誰と電話をして、どの場所にいたかなどの情報を自動的に送信して、後から振り返ることができます。営業の仕事をしている小林敬子(仮名)の一日の業務を、ライフログから見てみましょう。
商談中のため対応できず、ショートメッセージで内容が送られてきた。顧客にトラブル発生。既に納品したソフトで不具合が発生し、業務に支障が出ているとのこと。顧客はカンカンに怒っているとのこと。すぐに商談を切り上げ、客先に向かった
ソフトに不具合が発生。エラー画面が表示されたまま、動作せず。対策を確認するため、本社に電話を入れたが、状況を確認するために画面を送ってほしいという連絡があった。スマートフォンのデジカメで画面を撮影し、技術部に送信。その場では解決策が確認できなかったため、持ち帰って再訪問を約束
このようにしてスペクタープロ for Android viaメールで蓄積したライフログを、後から確認します。次に、一日の業務をどう改善していけばよいかを考えてみます。
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