NECは2月24日、雑誌広告のオンライン送稿サービスを開始したと発表した。本サービスはデジタルセンドとの協業によるもの。
具体的には、雑誌広告デジタル送稿推進協議会が規定する「J-PDF フォーマット」の原稿を、インターネットを利用したセキュアなネットワークを通じて送稿する。プリフライトチェック(印刷や刷版の前の品質管理チェック)とファイル送信を統合したサービスとしては業界初だという。
本サービスを利用すれば、仕様書や出力見本を手渡ししたり、MOやCDなどでデータをやりとりしていた送稿業務をオンラインに統合でき、ペーパーレス化できる。入稿時間を短縮できるため、出版前に発生した緊急の広告原稿差し替えなども(ある程度)対応可能になる。また関係各社の担当者が、広告原稿の閲覧だけでなく情報の修正もできるため、掲載事故のリスクが低減するとしている。
このサービスはNECのクラウドサービス基盤「RIACUBE」で構築されている。プリフライトチェックには、世界50カ国以上で実績があるというAdstreamの「Quickcut」をNECがローカライズし利用するという。
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