会津大学と富士通は4月11日から、ITを利活用したイノベーションを促進する人材育成を目的に「サービスサイエンス」に関する講座を開講する。実施期間は3年間。
サービスサイエンスとは、これまで経験と勘で行われがちだったサービスを科学的に体系化して、顧客満足度や生産性の向上を図ろうとする考え方。第1回は会津大学が総論の講義を行い、第2回以降は、富士通が具体的な事例を取り入れながら、サービス分野におけるイノベーションを促進するための講義を行う予定だ。
会津大学は、地域経済社会の再構築と福島県を起点とした日本の産業活性化に貢献するため、2012年1月に「会津大学復興支援センター(仮称)」構想を発表。富士通などのIT関連企業とIT人材育成や新たな産業創出などに向けた取り組みを進めてきた。同講座もこの取り組みの一環で、会津大学と富士通は連携協力の基本協定を締結している。
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