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Apple、マルウェア「Flashback」対策ツールを開発中と発表
Appleが、Macで猛威を振るうマルウェア「Flashback」を検知・削除するツールを開発していると発表した。
米Appleは4月10日(現地時間)、Mac OS Xを狙うマルウェア「Flashback」を検知・削除するツールを開発していると発表した。
Flashbackは、Flash Playerのインストーラに見せ掛けてMacに感染するマルウェアとして登場。感染するとリモートのホストに接続し、別のマルウェアを呼び込んでくる。さまざまな亜種が出現しており、Javaの脆弱性を突いた新種はMacを狙ったマルウェアとしては異例の猛威を振るっていたという。
Appleは4月3日にFlashback対策を含むセキュリティアップデートを実施したが、その翌日、ロシアのウイルス対策ソフトメーカーDoctor Webが、Flashbackが55万台以上のマシンに感染し、強力なMacボットネットを形成していることが分かったと発表した。
Flashbackは感染したMacにホストサーバからさらにマルウェアを呼び込むため、Appleはツール開発とともにそうしたサーバからのコマンドと制御ネットワークを無効にするために各国のISPと協力しているという。
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