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Microsoft、利用時間制限も可能なWindows 8のペアレンタル機能を紹介
Windows 8では、子ども用のアカウントを設置するだけで、そのアカウントの利用状況を監視でき、利用時間や閲覧できるWebサイトを制限することも可能だ。
米Microsoftは5月15日(現地時間)、次期OS「Windows 8」のペアレンタルコントロール機能を紹介した。6月第1週に公開されるRelease Previewに搭載されるという。
この機能を利用するには、まずWindows 8マシンで子ども用のアカウントを登録する。新規アカウント作成画面で、「Family Safety機能を有効にする」というチェックボックスをチェックするだけだ。
Microsoftは2006年から、Windows Liveで「Family Safty Setthing」というペアレンタルコントロール機能を提供している。このサービスでは子どもが使うPCに安全フィルターをインストールする必要があったが、Windows 8ではPCに子ども用アカウントを作成するだけで、新しいFamily Safty機能を利用できる。
子ども用アカウントには、以下のような設定ができる。
- 時間制限:子どもがPCを利用していい時間をウィークデーと週末に分けて設定できる。時間をオーバーしそうになると警告が表示され、制限時間に達すると自動的にログアウトする
- セーフサーチ機能:Bing、Google、Yahoo!での検索設定でセーフサーチ設定が「制限付き(Googleではサーチフィルターが強)」になる
- Windows Storeの年齢制限付きアプリを表示しないようにでき、ダウンロードリポートを送信する
- ゲームやアプリのレーティングレベルにより、インストールを制限する
子どものアカウントを設置したユーザーには、各アカウントのアクティビティを報告するメールが毎週送られてくる。リポートでは、子どもがどんなサイトをどのくらい閲覧したか、どんなアプリをダウンロードしたか、何を検索したかが分かる。ユーザーはこのリポートメールから、フィルターや制限時間の設定を変更できる。
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