米Twitterは6月21日(現地時間)、公式ブログで同日のサービスダウンについて説明し、謝罪した。
同社によると、太平洋時間の午前9時ごろ(日本時間の22日午前1時ごろ)から、PCからサービスにアクセスできなくなり、モバイルクライアントに新しいツイートが表示されなくなったという。調査の結果、インフラの1つに“カスケードバグ”が見つかり、このバグが“連なる滝(カスケード)”のように複数のソフトウェア要素に影響していることが判明した。
このトラブルがハッキングによるものではないかといううわさもあったが、「原因は、ハッキングでも、新社屋への移転でも、ユーロ2012のせいでも、(Twitterがサポートしていない)GIFアニメのプロフィールアイコンのせいでも」ないという。
修復の結果、午前10時ごろ(日本時間の午前2時ごろ)に一旦復旧したものの約30分後にまたダウンし、完全に復旧したのは午前11時8分(日本時間の午前3時8分)だった。同社は現在原因を調査しており、今後同様の事故を起こさないようにするとしている。
Twitterはこの半年間は大きな問題もなく、サイトの安定率は99.96%を誇っていた。
同社は日本語版公式ブログでも「皆さまにはたいへんご迷惑をおかけいたしました。今後、またこのようなことがないよう、気を引き締めてまいります。引き続きのご利用をお願い申しあげます。」と謝罪した。
変更履歴:本文中、「(Twitterが禁止している)GIFアニメのプロフィールアイコン」としていましたが、Twitterのヘルプセンターによると既存のアニメアイコンは継続して利用でき、新たなアップロードはできないということでしたので、「、(Twitterがサポートしていない)GIFアニメ」に修正しました。[2012/6/23 8:00]
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