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Microsoft、オンラインサービス部門で約62億ドル償却へ
2007年にGoogleに対抗すべくオンライン広告ネットワークのaQuantiveを約63億ドルで買収したが、ほぼ全額を減損処理することになった。
米Microsoftは7月2日(現地時間)、第4四半期(4〜6月)に現金支出を伴わない会計上の費用、約62億ドルを計上すると発表した。オンラインサービス部門の、主に2007年の米aQuantive買収に関連する営業権減損に関連するもので、業績への影響はないとしている。
Microsoftは2007年8月、オンライン広告ネットワークのaQuantiveを63億ドル以上の現金で買収した。この買収により、Microsoftはオンライン広告事業向けツールを獲得したが、オンライン広告事業は予測したほどには成長しなかったため、営業権の償却を決めたという。
オンラインサービス部門には、広告ネットワークの他、BingやMSNが含まれる。同部門の第3四半期の業績は、売上高が6%増の7億700万ドル、営業損益は4億7900万ドルだった。
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