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Gartner、2012年の世界IT投資予測を0.5ポイント引き上げ
Gartnerが世界IT投資の見通しは安定したとし、2012年の予測を前年比3%増の3兆6000億ドルに上方修正した。
米調査会社Gartnerは7月9日(現地時間)、2012年の世界IT投資予測を従来の前年比2.5%増から3.0%増の3兆6000億ドルに上方修正した。
Gartnerは、ユーロ圏の危機、米国の経済回復の遅延、中国経済の減速などの問題はあるが、予測は少なくとも安定化したという。
パブリッククラウドへの投資が特に増加し、20%増の1090億ドルになるという。PaaS(サービスとしてのプラットフォーム)、SaaS(サービスとしてのソフトウェア)、IaaS(サービスとしてのインフラストラクチャ)が急成長しており、2016年にはエンタープライズパブリッククラウドへの投資が、2070億ドルにまで拡大するとしている。
2011年の世界IT投資額は前年比7.9%増の3兆5230億ドルだった。
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