CA Technologiesは8月9日、レプリケーション製品の最新版「CA ARCserve Replication r16 SP2」と、可用性製品の最新版「CA ARCserve High Availability r16 SP2」を発表した。22日から提供を開始する。
最新版では新たにネットワークアドレス変換(NAT)に対応し、NAT環境下にあるサーバとインターネット上のサーバ間で相互にデータのレプリケーション/リストアが可能になった。災害対策などでデータの複製先にクラウド環境の仮想マシンを活用できるようになる。また、Active Directoryドメインに参加していないワークグループのサーバ間でもファイルやフォルダのNTFSアクセス権(ACL)を複製できるようにした。複製先にアクセス権を設定する必要がなくなり、ファイルサーバの災害対策や冗長化が容易にできるようになるという。
このほか、曜日に応じてネットワーク帯域制御を設定することで、ネットワークを効率的に利用できるようにしたほか、Microsoft SQL Server 2012のデータの複製にも対応した。
製品価格はCA ARCserve Replicationが9万8000円(税別)から、CA ARCserve High Availabilityが22万8000円(同、年間メンテナンス込み)からとなる。
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