ニュース
中外が仮想デスクトップ向けストレージを刷新、バックアップ時間を8時間から15分へ:導入事例
NetApp FAS2240の導入で、従来は仮想デスクトップ140台当たり8時間かかっていたバックアップ作業を、190台当たり15分で行えるようになったという。
自動車部品の製造・卸売を手がける中外(名古屋市)は、運用中の仮想デスクトップシステム向けに米NetAppのネットワークストレージ「NetApp FAS2240」を導入した。製品を提供したネットワールドが9月24日に発表した。
中外は2010年から、VMware Viewを使った仮想デスクトップシステムを運用している。従来のストレージ環境では、仮想デスクトップ140台のバックアップに毎日8時間を要していたが、NetApp FAS2240の導入によって190台当たり約15分まで短縮できたという。具体的には、同製品のバックアップ/リカバリ機能「Snapshot」「SnapMirror」や、VMwareとの連携機能「SnapManager for Virtual Infrastructure」などの活用で実現した。
ストレージの使用容量も削減できたという。中外では従来、1つ1つのデスクトップイメージを別々に保存していたため、データ量の膨大化に見舞われていた。そこで今回、NetApp FAS2240のディスク内重複排除機能の活用で、従来の20〜30%程度まで容量を削減できたとしている。
関連記事
- 仮想デスクトップを高速化する新製品、ネットワールドが発売
米Atlantis Computingが開発した仮想デスクトップの高速化技術を活用した「Atlantis ILIO Diskless VDI」を提供する。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.