MicrosoftのバルマーCEO、Surface以外の自社製端末の可能性をほのめかす
Microsoftのスティーブ・バルマーCEOが、ハードウェアとソフトウェアの統合にはイノベーション機会があり、Microsoftはこの機会を逃すわけにはいかないと語った。
米Microsoftのスティーブ・バルマーCEOは11月14日(現地時間)、カリフォルニア州サンタクララで開催された米Churchill Club主催のパネルディスカッションで、オリジナルハードウェア事業の拡大をほのめかした。
同社は自社製ハードウェアとして、ゲームコンソールの「Xbox 360」に加え、10月にWindows搭載のオリジナルタブレット「Surface」を発売した。
MicrosoftはSurfaceの販売台数を明らかにしていない。だが、リトアニアのモバイル広告プラットフォームAdDuplexが14日に発表したWindows 8搭載端末に関する統計(調査期間は明記されていない)によると、Windows 8/RT搭載端末で最も普及しているのはSurfaceという。AdDuplexの広告ネットワークにアクセスしたアプリのうち、11%がSurfaceからのものだった。
米Forbesによると、バルマー氏は14日、同社のWindows端末パートナー企業は今後も膨大な収益を上げると確信しているとし、「ハードウェアとソフトウェア(の組み合わせ)にイノベーションの機会があることは明白であり、Microsoftがこれにまったく手を付けないわけにはいかない」と語った。
Microsoftは正式には認めていないが、これまで何度かWindows Phone 8搭載のオリジナルスマートフォンのうわさが浮上している。バルマー氏は、ノート型PCの可能性については、明確に否定した。
Windows Phoneの戦略について尋ねられたバルマー氏は、米GoogleのAndroidエコシステムはマルウェアとフラグメンテーションで制御不良になっており、米AppleのiPhoneエコシステムは高度に制御されているが価格が高いと指摘し、代替エコシステムを望んでいる顧客がいると語った。
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