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Instagram、プライバシーポリシーと利用規約改定へ Facebookとのユーザーデータ共有を明記

Instagramが来年1月16日施行予定の新しいプライバシーポリシーと利用規約を公開した。利用規約には、ユーザー名、リンク、メタデータ付き写真を対価なしに広告に利用できるという記述が追加された。

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 米Facebook傘下のInstagramは12月17日(現地時間)、Facebookの利用規約とデータポリシーの改定に合わせ、Instagramのプライバシーポリシーを改定すると発表した。

 主な改定ポイントは、Facebookとユーザーデータを共有すると明記(Facebookという名称は出てこないが、「グループ会社内で共有する」という表現になっている)した点。ユーザーのコンテンツに関する権利や、誰がコンテンツを閲覧できるかなどの条項には変更はないとしている。

 Facebookは11月に発表したデータポリシーの改定で、InstagramのユーザーデータをFacebookが利用できるようにする条項を追加した。

 両社は、ユーザーデータを共有することにより、Instagramユーザーへのスパム対策を従来より迅速かつ効果的に実施できるようになると強調する。Facebookは当然、広告サービスにInstagramのユーザーデータを利用することもできるようになる。

 利用規約には新たに、「ユーザーは、われわれ(関連会社を含むInstagram)がユーザーに対価を支払うことなく、プロモーションや広告コンテンツにユーザーの名前、リンク、メタデータ付きの写真を表示するために企業(a business)から使用料を受け取ることに同意する」という条項が加えられた。現行の利用規約では、ユーザーのコンテンツに関連した広告を表示するとのみ書かれている。

 また、「ユーザーは、われわれが必ずしもスポンサー企業の費用負担によるコンテンツをそうことわらずに表示することを受け入れる」という記述も加わった。例えば広告コンテンツが広告と分からないように表示される可能性もあるということになる。

 Instagramの新しいプライバシーポリシーはこちら。現行のプライバシーポリシーはこちら新利用規約現行利用規約も参照できる。新しいプライバシーポリシーと利用規約は2013年1月16日に施行される。

 なお、Facebookの利用規約は既に12月11日から改訂版が施行されている。データポリシー(データの使用に関するポリシー)はまだ旧版のままだが、Instagramと合わせて1月16日に改定されるとみられる。

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