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Twitter、フィッシング対策のDMARC採用を発表
Twitterがtwitter.comドメインのメールにDMARCを採用したと発表した。DMARCはGoogle、Facebook、Microsoftらが開発したフィッシング対策システムだ。
米Twitterは2月21日(現地時間)、同社のドメイン「twitter.com」からのメールについて、ドメイン認証システム「DMARC(Domain-based Message Authentication, Reporting and Conformance)」を採用したと発表した。同社のドメインを悪用したユーザーへの成り済ましメールをブロックすることで、フィッシングを阻止するのが目的。
偽メールによるフィッシングは、Twitterアカウントの乗っ取りの手段の1つとして用いられている。DMARCの採用では、ユーザー側で設定を変更したりする必要はない。
DMARCは、昨年1月に米Google、米Facebook、米Microsoftらが立ち上げたフィッシング対策の取り組みDMARC.orgが提供するシステム。DMARCを宣言している送信元ドメインに対して、メール受信者がDKIMとSPFに関する送信ドメイン認証の結果を通知する。
AOL、Comcast、Gmail、Outlook.com、Yahoo! Mailなどの主要なメールサービスがDMARCをサポートしている。
Twitterでは最近、大手企業のTwitterアカウントが乗っ取られて虚偽のツイートが投稿される事件が相次いでおり、Twitterは21日、ユーザーが自分で行えるアカウント乗っ取り対策を公式ブログで説明した。
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