ゲイツ氏やザッカーバーグ氏、プログラミング教育促進運動「Code.org」に参加
米国でのコンピュータ科学関連人材育成の必要性を訴える非営利団体Code.orgが、Microsoftのビル・ゲイツ会長やFacebookのマーク・ザッカーバーグCEOなどが出演するキャンペーン動画を公開した。
米国のすべての学校でプログラミングの授業を──。起業家のハディ・パルトビ氏が立ち上げた非営利団体「Code.org」が2月26日(現地時間)、米Microsoftのビル・ゲイツ会長や米Facebookのマーク・ザッカーバーグCEOらが出演するキャンペーン動画を公開し、米国民にWebサイトへの署名を求めた。
Code.orgは、現在世界的にプログラマーが不足しており、コンピュータプログラミングを生物学、物理学、化学と同様の必修科目にするべきだと主張する。
キャンペーン動画には、上記の2人の他、TwitterとSquareの創業者であるジャック・ドーシー氏、Dropbox創業者のアンドリュー・ヒューストンCEOなどのシリコンバレーの大物だけでなく、プロバスケットボールの人気選手、クリス・ボッシュや、“IT好き”で知られるブラック・アイド・ピーズのウィル・アイ・アムなども出演し、プログラミングの楽しさや必要性を訴えている。
Code.orgのWebサイトにはGoogleのエリック・シュミット会長、salesforce.comのマーク・ベニオフCEO、Hewlett-Packardのメグ・ホイットマンCEO、米連邦政府のCTOを務めるトッド・パーク氏など、多数の協賛者が名を連ねている。
Code.orgによると、現在米国の大学では10人中9人がコンピュータプログラミングの授業を受けておらず、コンピュータ科学の学位を取得する学生は全体のわずか2.4%という。2020年にはコンピュータ関連の雇用機会140万件になるが、コンピュータ科学専攻学生は40万人足らずと絶対的に不足するとしている。
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