IDC Japanは3月5日、国内ITサービス市場予測を発表した。2012年の同市場は前年比1.9%増の4兆9369億円となり、4年ぶりにプラス成長を回復。
それによると2012年は、2008年後半以降の景気後退や東日本大震災で延伸されていた支出が再開され、主に製造業を中心とした投資の回復がみられた。業種を問わずプライベートクラウドを利用したシステム構築や、データセンターアウトソーシングの利用拡大も進んだという。
2013年以降も成長が続くとみられ、同社では2017年の市場規模を5兆3442億円、2012年〜2017年の年間平均成長率を1.6%と予測。経済の緩やかな回復を背景にプラス成長を継続するが、けん役は製造業から金融業などの非製造業へ、プロジェクトベース市場からITアウトソーシング市場へと変わり、成長率は徐々に鈍化していくとみている。
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