製造業向けに人材派遣事業などを展開するアウトソーシングは、グループ全体の経営情報を一元管理するためのシステム基盤を構築、稼働した。システムを提供した日本オラクルが3月7日に発表した。
アウトソーシングが導入したのは、BI製品「Oracle Business Intelligence 11g」。マネジメント部門など約30人が活用する。新システムによって、グループ企業の予算と実績、会社別および部門別売上比率、売上総利益および販管費とその比率を分析できるようになったほか、この分析結果を株価情報、為替情報などのデータと組み合わせて、市場のトレンドや顧客ニーズの変化を把握することが可能になった。
また、Oracle BI 11gのモバイル機能を導入したことで、スマートフォンやタブレット端末からも同様に分析結果を閲覧できるようになり、経営者の意思決定がスピードアップしたという。
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