Digg、Google Reader移行先に名乗り ソーシャル機能付きリーダーを開発中
ソーシャルニュースサービスのDiggが、Google Readerの機能を踏襲し、ソーシャルな機能も併せ持つオリジナルリーダーを7月1日までに提供したいと秒読みを始めた。
ソーシャルニュースサービスの米Diggは3月14日(現地時間)、米GoogleのGoogle Reader終了の発表を受け、「APIを含むGoogle Readerの必要な機能を網羅し、さらに2013年のインターネットに対応する(ソーシャルな)新機能を搭載した」新しいRSSリーダーを提供すると発表した。
Diggは2004年にスタートしたソーシャルニュースサイト。当初はユーザーがネット上で注目し、投稿(Digg)したインターネット上のニュースやブログの記事をまとめる読者主体のサービスだったが、現在は一般的なニュースアグリゲーションサービスと同様に、社内のモデレーターが掲載コンテンツをピックアップするようになっている。同社はリアルタイムに重要なコンテンツをピックアップするためのツールを社内で構築してきたという。
Diggは、もともとオリジナルのRSSリーダーを2013年後半にリリースする予定だったが、Googleの発表を受けてこのプロジェクトを最優先し、同日から開発をスタートした。
同社は、この新しいReaderに必要な機能をリクエストしてほしいと呼び掛け、メールアドレス登録ページを開設。このページでGoogle Reader終了の7月1日までのカウントダウンを始めた。
GoogleのGoogle Reader終了発表を受け、既に幾つかの企業が“乗り換え先”を名乗り出た。日本でもヤフーやNHN Japanが自社のRSSリーダーサービスへの移行方法を紹介している。
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