「Digg Reader Ver.1」が6月26日に登場へ まずはGoogle Readerからのインポート重視:Google Reader終了まであと13日
Googleリーダー終了発表直後に難民受け入れを宣言したDiggが、6月26日にWeb版およびiOS版の無料RSSリーダー「Digg Reader」をリリースすると発表した。
ソーシャルニュースサービスの米Diggは6月17日(現地時間)、7月1日に終了するGoogle Readerからの移行先候補、無料のRSSリーダー「Digg Reader」のバージョン1(β)を6月26日に公開すると発表した。同日、Webアプリ版とiOSアプリ版が公開される見込み。
Diggは、米Googleが3月にGoogle Reader(日本語表記はGoogleリーダー)の廃止を発表した直後に「APIを含むGoogle Readerの必要な機能を網羅し、さらにソーシャルな新機能を搭載した」新しいRSSリーダーを提供すると発表し、特設ページでGoogle Reader終了までの秒読みを始めた。
とにかくGoogle Reader終了前に最低限の機能を搭載したバージョンの公開に専念したという。Diggは多数の協力者からのフィードバックを基に、バージョン1では以下の4点を重視したとしている。
- Google Readerからの簡単な移行(フィードとフォルダのインポート)
- シンプルな購読体験
- Webアプリと同期するモバイルアプリ(iOS版)
- 購読、共有、保存、編集などの基本機能のサポート
この後、向こう2カ月のうちに以下の機能を追加する計画で、検索などGoogle Readerにあるほとんどの機能を段階的に追加していくという。
- Androidアプリ
- 高速化
- Evernote、Buffer、IFTTTなどのサードパーティーサービスとの統合機能
- ソート、フィルター、ランク付けなどの機能
- フィードバックの反映
Google Readerからの移行先には多数のサービスが名乗りを上げている。Google Readerと同期するRSSリーダーサービス「Feedly」も活発にアップデートしており、Google Readerのフィードをインポートしやすくなっている。Feedlyによると、300万人以上のユーザーがGoogle Readerからスイッチしてきているという。
変更履歴:公開日を24日としておりましたが、26日の誤りです。お詫びして訂正いたします。[2013/6/24 23:00]
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