トランスコスモスは6月24日、インターネット広告の第三者配信ツールが収集する膨大な広告接触履歴データを使った新サービス「アトリビューション分析サービス」の提供を開始した。
アトリビューション分析とは、メディアごとのコンバージョンへの貢献度を調査する分析を指し、インターネット広告がどのようにWeb上のユーザー行動に影響を与えるか、広告の接触履歴をログレベルで取得し、媒体別、広告別に間接効果を算出することで広告貢献度を評価できる。新サービスは、分散処理技術「Hadoop」を応用したトランスコスモスの独自開発ビッグデータ高速解析プラットフォームを活用し、専門の分析アナリストによる高度なアトリビューション分析レポートを提供する。
具体的に新サービスの特徴は、(1)分散処理技術を応用した独自のビッグデータ高速解析プラットフォームを活用、(2)従来の処理技術では数日を要していたビッグデータの集計処理を数時間に短縮、(3)顧客企業のビジネス特徴、広告目的に最適なアトリビューションモデルを提案、(4)専門の分析アナリストによるアトリビューション分析レポートの提供の4つ。
初期コンサルティング費用は150万円から、レポート費用は30万円/回から。
関連記事
- 新たなテクノロジーを売り上げに結び付けられるか?――マーケティング部門へのアンケート調査
アイティメディアは2012年2月8日から3月25日の期間で読者を対象に「マーケティング部門が抱える課題とツールの利用環境に関するアンケート調査」を実施した。本調査からは、マーケティング部門が抱えている現状の課題や、マーケティング活動のために導入を予定しているツールなどが明らかとなった。 - Teradata PARTNERS 2012 Report:並列処理の3兄弟がそろい踏み? Teradataから「ビッグデータトライアングル」
大統領選挙を来月初めに控えたワシントンD.C.で「Teradata PARTNERS 2012」が開幕した。「Teradata」と「Aster」に「Hadoop」が加わり、並列処理DBの3兄弟がそろい、さまざまな種類のデータを駆使できる「Unified Data Architecture」が発表された。 - 渋谷にソーシャルメディア専門センターを開設 トランスコスモス
ソーシャルメディアに関する運用業務全般を手掛ける拠点センターをトランスコスモスが開設した。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.