Windows 8.1のSkyDriveにオフライン対応などの新機能
Microsoftが、「Placeholder」やオフライン対応など、Windows 8.1のSkyDriveの新機能を紹介した。
米Microsoftは7月22日(現地時間)、クラウドストレージ「SkyDrive」のWindows 8.1アプリにおける幾つかの新機能を紹介した。
ファイルをダウンロードせずに操作できる「Placeholder」
SkyDrive上のフォルダやファイルを、デスクトップのフォルダやファイルと同じ感覚で開いたり、編集したり、移動・削除・コピー・名称変更できる。こうして操作するのは、実際のファイルの基本的なプロパティとサムネイルイメージを含む軽量の「placeholder file」ファイルというものだ。これにより、例えば実際には容量が5.6Gバイトの写真フォルダを操作する場合、PC側で必要な容量は185Mバイトで済む。
画像ファイルの場合は、軽量で大きなサムネイルをダウンロードすることで、高速スクロールで閲覧できる。
placeholder file機能により、例えばSkyDrive上の100GバイトのファイルをWindows 8.1端末で編集するために必要な端末側の容量は5Gバイトで済むという。
オフライン対応
ネットにつながっている状態であらかじめオフラインでも使いたいフォルダやファイルを選んでおけば、オフラインになってもそれらのフォルダやファイルを編集できる。また、特定の端末で過去に開いたり編集したことのあるファイルやフォルダは、その端末ではオフラインで開ける。オフラインでの編集結果は、次にネットにつながった時にSkyDriveに同期される。
オフライン状態でSkyDriveアプリを起動すると、選択しておいたフォルダやファイル以外はグレイで表示され、開けない。
Windows Storeアプリでの利用が可能
SkyDriveはWindowsアプリの「File Picker」をサポートするので、Windows Storeで提供するアプリでSkyDriveのファイルを開いたり、編集したり、保存できる。デスクトップアプリでも同様だ。
Windowsとの統合強化
Windows 8.1のファイル管理ツール「Explorer」で他のフォルダやファイルと同じようにSkyDriveも操作できるので、意識せずにSkyDriveのファイルをPCにダウンロードしたりアップロードしたりできる。また、Windows 8.1の検索結果には、SkyDrive内のファイルも表示される。
Microsoftによると、BUILD 2013でWindows 8.1のプレビュー版を公開した1週間後には、Windows 8.1搭載端末からのSkyDriveへのアップロードが1日当たり3T(テラ)バイト以上になっているという。
関連記事
- Microsoft、「Windows 8.1」のOEM向けRTMは8月後半と発表
- スタートボタン復活──MicrosoftがWindows 8.1の機能を紹介
- Microsoft、SkyDriveの写真アップロードスピードを倍速化し、UIも改善
- Dropbox、ユーザー数が1億7500万人に
- Googleアカウントの無料クラウドストレージ、統合で15Gバイトに
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.