Surface Proも100ドル値下げ 「RTの値下げが好評につき」とMicrosoft
Microsoftが、6月から世界で実施している「Surface RT」の値下げキャンペーンが好評だとして、「Surface Pro」でも米国を含む数カ国で期間限定の値下げキャンペーンを開始した。
米Microsoftは8月4日(現地時間)、米国での「Surface Pro」タブレットの販売価格を従来より100ドル値下げした。米国版の公式オンラインショップや米Best Buyなどで、64Gバイトモデルが899ドルから799ドルに、128Gバイトモデルが999ドルから899ドルになっている(日本では定価のままだ)。
公式オンラインショップには、値下げは8月4日〜30日の期間限定キャンペーンで、在庫がなくなった場合はキャンペーン終了が早まると書かれている。
米メディアThe Vergeの取材に対し、Microsoftは米国の他、カナダ、中国、香港、台湾でキャンペーンを実施していることを認めた。同社は、「過去数カ月のSurface RTの値下げキャンペーンが世界で非常に成功したため」Surface Proも値下げすることにしたという。
Microsoftは2013年の年次報告書(リンク先はWordファイルのダウンロード)で、RTおよびProのSurfaceタブレットの売上高が8億5300万ドルであることを明らかにした。一方、Surface RTの在庫評価額引き下げに伴い9億ドルを計上している。さらに、「Windows 8」とSurfaceの大規模な広告キャンペーンのために販売マーケティング費が14億ドル(10%)増加したとしている。
Surface RTに関しては、日本を含む各国で6月ごろから値下げキャンペーンを開始。日本での値下げは当初、7月14日までの期間限定とされていたが、「好評につき」本稿執筆現在も旧価格より1万円安い価格で販売中だ。
関連記事
- Microsoft「Surface」はまだ赤字 売上高8億5300万ドルの一方費用負担重く
Microsoftの年次会計報告書によると、Surfaceは広告費や会計上の費用の負担が大きく、まだ利益を出せずにいるようだ。(ロイター) - 「Surfaceは製造過多だった」──社内集会でスティーブ・バルマーCEOが認める
- Microsoft決算、Surfaceの9億ドルの評価損が響き、予想を下回る純利益
- Surface RTの値下げ、キャンペーン終了後も継続 「好評に応え」
- 「Surface RT」期間限定で1万円値下げ、32Gバイト版は3万9800円に iPadに対抗
- 「Surface with Windows 8 Pro」、2月9日に米国とカナダで発売へ
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.