ビジネスSNSの米LinkedInは8月19日(現地時間)、大学専用ページ「カレッジページ」を開設したと発表した。同時に、アカウント取得可能年齢を9月12日から13歳(日本の場合)に引き下げ、中高生が進学先の検討にLinkedInを活用できるようにすることも発表した。
LinkedInのユーザーは今年に入って2億人を超え、登録ユーザーのほとんどが学歴を入力している。カレッジページでは、これらの卒業生のデータに基づいた卒業後のキャリアパスもチェックできる。例えば希望する職業に就いている人や就職したい企業の従業員の多くがどの大学のどういった学部を出ているかを調べることも可能だ。
既に世界の200以上の大学が専用ページを開設している。ページは、カバー写真(大学キャンパスの風景など)、卒業生のキャリアパス、住所や学生数などの基本情報、「注目の卒業生」コーナー、質問などを投稿できるコミュニティースペースなどで構成されている。
カレッジページで大学名を検索すると、専用ページが開設されていない大学でも卒業生のキャリアパスと公開されている卒業生の一覧が表示される。進学希望者は、卒業生にコンタクトを試みることも可能だ。
また、ページ右上の検索ボックスでも大学専用ページを検索できる。
大学は潜在的な入学者に専用ページでアピールでき、在学生や卒業生は専用ページを通じてコミュニティーを形成できる。
同社はまた、13〜18歳のユーザーを保護する目的で、18歳未満のユーザーについてはデフォルトの設定で公開する情報を制限し、カスタマーサポートチケットを提供するという。まだ日本語化されていないようだが、未成年ユーザーやその保護者のためのFamily Centerも開設されている。
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