元Microsoft幹部のシノフスキー氏、SkyDrive競合のBoxの顧問に就任
昨年秋にMicrosoftを退社し、最近大手ベンチャーキャピタルに参加したスティーブン・シノフスキー氏が、クラウドストレージサービスの新興企業Boxの顧問に就任した。
米クラウドストレージサービスのBoxは8月29日(現地時間)、米Microsoftの元WindowsおよびWindows Live担当社長のスティーブン・シノフスキー氏を正式な顧問として迎えたことを発表した。
シノフスキー氏は22日、米ベンチャーキャピタル大手のAndreessen Horowitzに“board partner”として参加すると発表。投資先企業の取締役を務めることになるとしていた。Boxは、Andreessen Horowitzから出資を受けている。
Boxは2005年創業のカリフォルニア州ロスアルトスに拠点を置く非公開企業。一般ユーザーおよび企業向けにクラウドストレージサービスを提供しており、MicrosoftのSkyDriveの競合の1つだ。21日にはユーザー数が2000万人を超え、無料プランの容量を従来の5Gバイトから2倍の10Gバイトに増量した。SkyDriveの無料容量は現在7Gバイトだ。
Boxのアーロン・レビーCEOは公式ブログで、昨年秋にシノフスキー氏にFacebookのメッセージを送ったことでFacebookの友達になり、さまざまなアドバイスを受けてきたと語った。シノフスキー氏は昨年11月にMicrosoftを退社した。
同氏はMicrosoftに20年以上勤め、Windowsの他、Office、SharePoint、そしてもちろんSkyDriveを担当した経験を持つ。シノフスキー氏は最近、自身のブログに投稿した1万ワードを超える新時代のプロダクティビティツールに関する考察で、Boxをはじめとするクラウドストレージの可能性について語っていた。
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