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BYODやフリーアドレスを全面採用 富士通エフサスの新装オフィスを見てきた(2/2 ページ)
富士通エフサスが銀座オフィスを全面改装。BYODやフリーアドレス制度をはじめ、柔軟なワークスタイルを支援するITシステムを全面的に取り入れた。
富士通エフサスの今井幸隆社長によれば、一連のオフィスリニューアルの効果はすでに現れつつあるという。「従来は、銀座の営業社員と浜松町のサポート社員が会って話すための時間的ロスがあった。オフィス統合やITシステムの活用を通じ、社員の生産性が上がっているのは間違いない」。改装費用は「この人員規模のリニューアルなら、1フロアあたり1億円ほどが世間相場だと思うが、その範囲内には収まった」という。
同社は8月からICTを活用したオフィス改装サービスを企業向けに提供しており、今回の自社オフィスリニューアルは「自分たちの働き方を変え、それを顧客にも訴求する」目的で実施したという。「当社は今、ITインフラサービスベンダーから“トータルサービス”ベンダーに変わろうとしている。(オフィス改装を機に)社員一丸となって働き方と発想力を変えていく」(今井社長)
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