NEC、社内コラボレーションを支援する通信サーバ「UNIVERGE SV9500」発売
音声通話やビデオ会議、在籍情報管理といった各種コミュニケーション機能を備えた通信用サーバ「UNIVERGE SV9500」をNECが発売。
NECは11月5日、ユニファイドコミュニケーション機能を内蔵した通信用サーバ製品「UNIVERGE SV9500」を発売した。2014年3月に出荷を開始する。
UNIVERGE SVシリーズは、テレフォニー機能とネットワーク機能を備えるコミュニケーションサーバ。新モデルは、法人向けコミュニケーション&コラボレーションプラットフォーム「UNIVERGE 3C」を内蔵し、音声通話やビデオ会議、プレゼンス(在籍情報)管理、インスタントメッセージといった各種コミュニケーション機能を提供する。
例えば、音声発信相手の在籍情報に基づき、社内にいる相手には内線電話、社外にいる相手には携帯電話向けに自動発信する――といったことができる。また、各ユーザーが携帯端末から投稿した位置情報を管理者が一覧表示したりでき、従業員同士のコラボレーション促進に役立つとしている。
ハードウェア部分は中規模向けサーバ製品「SV8500」をベースに、業務アプリなどの他システムと連携させるためのAPIを拡充。このほか、SV8500と比べて回線収容装置のラック搭載サイズを約23%削減したほか、回線カードの消費電力を約10%削減したとしている。
価格は未定だが、旧システムであるSV8500(500万円から)にUNIVERGE 3Cの料金を上乗せした価格になる見込み。
同社は併せて、SV9500からUNIVERGE 3Cの機能を省いた「UNIVERGE SV9500 テレフォニーモデル」と、小容量コミュニケーションサーバ「UNIVERGE SV9300」も発売した。価格はSV9500 テレフォニーモデルが500万円から、SV9300が50万円から。いずれも11月25日に出荷を開始する。
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