米ブラックフライデーのオンライン売上高は約20億ドル──Adobe Systems調べ
Adpbeの調査によると、感謝祭と翌日のブラックフライデーの2日間のオンラインショップの売上高は約30億ドルで、そのうち約4億ドルはiPadからの購買だった。
米国のブラックフライデー(感謝祭の翌日の金曜日で今年は11月29日)におけるオンライン小売りの総売上高は前年比30%増の19億3000万ドルと記録を更新した──。米Adobe Systemsが11月30日(現地時間)にAdobe Digital Indexでの調査結果を報告した。
感謝祭当日は18%増の10億6000万ドルで、こちらも記録を更新した。
Adobeは、小売業者が主要店舗にWi-Fiを導入したりWebサイトをモバイルに最適化するなど、モバイルに注力したことが奏功し、モバイル端末によるオンラインショッピングが増加したことがこの記録更新につながったとしている。
モバイルからのオンラインショッピングでは、米AppleのiPadからの購買が圧倒的に多く、28日と29日の2日間で4億1700万ドルだったという。次はiPhoneの1億2600万ドル、3位はAndroid端末の1億600万ドル。
この2日間にソーシャルメディア(Facebook、Twitter、Tumblr、その他のブログ、YouTubeなど)上で最も言及された製品、企業、イベントは「プレイステーション 4(PS4)」「Amazon」「iPad」「NFL(National Football League)」だった。
PS4への言及は、米Microsoftの「Xbox One」への言及の約3倍だったという。
Adobe Digital Indexの調査報告は、Adobeが取得、解析しているAdobe Marketing Cloudのデータのうち、全世界5000社以上の企業から選択、集計された匿名データに基づいている。
関連記事
- 米ブラックフライデーの売れ筋は「iPad mini」や大型テレビ──Walmart
米小売り大手のWalmartがホリデーシーズン初日に当たるブラックフライデーの売り上げが過去最高で、売れ筋はiPad miniや大型テレビだったと発表した。 - 米ブラックフライデーのオンライン売上高が初の10億ドル超え──comScore調べ
米国の年末商戦がスタートするブラックフライデー(今年は11月23日)のオンラインでの売上高は過去最高の10億4200万ドルとなった。モバイルからの売上高は全体の16%を占め、iPadからのアクセスが最も多かった。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.