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ソニー傘下のGracenote、Microsoftの「Xbox Music」に技術提供
ソニー傘下の音楽情報メタデータ企業のGracenoteが、Microsoftの音楽サービス「Xbox Music」に技術とメタデータを提供すると発表した。
ソニー傘下のGracenoteは12月5日(現地時間)、米Microsoftの音楽サービス「Xbox Music」に音楽認識技術と情報データベースを提供すると発表した。
これにより、Xbox Musicの米国のユーザーは、購入済みのアルバムや楽曲(CDからリッピングしたものも音楽サービスから購入したものも)をクラウド上でXbox Music対応端末から自由に再生できるようになる。このサービスを利用するにはXbox Music Passが必要。
Xbox Musicは、Xbox 360およびXbox Oneだけでなく、Windows 8以降を搭載するPCとタブレット、Windows Phone 8端末、iOSおよびAndroid端末の公式アプリで利用できる音楽配信サービス。米国などでは昨年10月から提供しており、今年11月末には国内サービスの開始を発表(日本でのサービスでは一部利用できない機能がある)。現在3000万曲以上とされる提供楽曲はすべてDRMフリーのMP3(ビットレートは320kbps)で、1曲当たり150〜250円程度でダウンロードして楽しめる。
なお、Xbox Musicはソニーの「プレイステーション 4」(PS4)では利用できない。
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Gracenoteはソニーの完全子会社となるが、既存の事業は独立した形で運営し、技術開発を継続する。
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