元Apple幹部、マルチプラットフォームのコンテンツ管理サービス「Lyve」を発表
米新興企業のLyve Mindsは、クラウドと大容量ストレージ端末を組み合わせたコンテンツ管理サービス「Lyve」を来年のCESで披露する。
米新興企業のLyve Mindsは12月18日(現地時間)、マルチプラットフォームの写真・動画管理サービス「Lyve」を発表した。来年1月7日から米ネバダ州ラスベガスで開催される「2014 International CES」で披露する。発売は2014年春の見込み。
同社の発表資料によると、Lyveは米AppleのiOSおよびOS X、米GoogleのAndroid、米MicrosoftのWindows端末で使えるLyveアプリとハードウェアの「LyveHome」、Webサービスで構成される。対応する端末で撮影した写真や動画をLyveアプリで保存・同期する。LyveHomeは、タッチスクリーン付きで数百万件の写真や動画を保存できるハードウェア。ユーザーのコンテンツが増えれば拡張できるというが、ハードウェアの詳細は明かされていない。
同社のティム・ブッチャーCEOは、デジカメやスマートフォンの普及で写真や動画の撮影は飛躍的に手軽になったが、複数の端末やクラウドサービスの管理が煩雑になっているとし、Lyveはこうした問題を解決する顧客向けのソリューションだと説明した。このサービスでは、すべてのコンテンツを簡単に集め、保護できるという。
Lyve Mindsは2012年にBlack Pearlという社名で立ち上げられたカリフォルニア州クパチーノに拠点を置く新興企業。創業者のブッチャー氏はかつてAppleのMacintoshハードエンジニアリング担当の上級副社長を務めた経験を持つ。同社を解雇された後に立ち上げたモバイルエンターテインメント企業ZINGは米Dellに買収され、その後幾つかの企業を立ち上げた後Black Pearlを創業した。
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