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Corning、抗菌ゴリラガラスを発表:2014 International CES
ゴリラガラスのCorningが、外出先でも食事中でもタッチするスマートフォンのディスプレイや誰が触ったか分からない公共施設の液晶パネルなどでの需要が見込まれるイオン化銀配合の抗菌Gorilla Glassを発表した。
米Corningは1月6日(現地時間)、抗菌ガラス「Antimicrobial Corning Gorilla Glass」を発表した。EPA(米国環境保護局)に登録した初の抗菌ガラスだとしている。
このガラスの表面には抗菌剤の一種であるイオン化銀が含まれており、抗菌作用が持続するという。
外出先でも食事中でもスマートフォンを使うようになった昨今、タッチディスプレイの衛生に対する懸念が高まっていることを受けて開発した。
抗菌ゴリラガラスは多数のメーカーがテストし、大量生産も可能になっている。2014 International CESの会場では、会議室のスケジュール管理液晶ボード「RoomWizard」を提供する米Steelcaseがブースで抗菌ゴリラガラスを使ったRoomWizardを展示している。
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