Intel、モバイルとデータセンター向けが好調で2年ぶりの増益
Intelの2013年10〜12月期の決算は、PC向けが下げ止まり、モバイルとデータセンター向けがそれぞれ8%以上の増収だったことで増収増益になった。
米Intelが1月16日(現地時間)に発表した2013年第4四半期(10〜12月)の決算は、売上高は前年同期比2.6%増の138億3400万ドル、純利益は6.4%増の26億2500万ドル(1株当たり51セント)の増収増益だった。主力のPC向け製品が不調な同社にとって増益は2年ぶり。データセンター向けとモバイル向け製品がそれぞれ好調だった。
営業利益は12%増の35億4900万ドル、粗利益率は4ポイント増の62%だった。
売上高を部門別にみると、PC向けMPUを扱うPCクライアントグループは前年同期と同じ85億6000万ドル、サーバ向けプロセッサを扱うデータセンターグループは8%増の29億9800万ドル、スマートフォンやタブレット、Netbookなどを扱うその他の部門の売上高は8.5%増の11億500万ドルだった。McAfeeやWind Riverを含むソフトウェア&サービス部門の売り上げは7%増の6億8300万ドルだった。
2013年通年では、売上高は前年比1%減の527億ドル、純利益は13%減の96億ドル(1株当たり1ドル89セント)。
2014年第1四半期の見通しについては、売上高を128億ドルプラスマイナス5億ドル、粗利益率は59%プラスマイナス2ポイントと見込んでいる。2014年通年の予測は売上高は横ばい、粗利益率は60%前後とした。
ブライアン・クルザニッチCEOは発表文で「われわれはコンピューティングの幅広い領域にわたってより迅速にイノベーションを提供することで事業の堅固な土台を構築した。例えばCES(2014 International CES)では当社の半年前のロードマップにはなかったようなさまざまな端末を披露した」と語った。同社はCESで、ウェアラブル端末向けのSoCやヘッドフォン型端末のプロトタイプを発表している。
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