浜銀ファイナンス、基幹システムをリース業向けパッケージで刷新:導入事例
浜銀ファイナンスは、日立システムズのリース業向け基幹業務パッケージを採用して自社の基幹システムを刷新した。
横浜銀行グループの総合リース会社である浜銀ファイナンスは、日立システムズのリース基幹業務パッケージ「LeaseNavi」(現「Finnova リース基幹システム」)を使って基幹システムを刷新した。日立システムズが1月17日に発表した。
浜銀ファイナンスはこれまで、親銀行とのデータ連携強化、内部統制対応、営業活動や業務の効率化などの経営課題を抱えていた。そこで今回、これらの課題を解決する目的で新システムを構築。2013年12月に本番稼働を開始し、日立システムズのデータセンターで運用している。同社は今後、IFRSなどの制度変更への円滑な対応と機能追加コストの低減にも新システムを活用する方針だ。
今回採用されたLeaseNaviは、リース基幹業務パッケージとして多くの実績・ノウハウを積み重ねており、浜銀ファイナンスはこうした実績に加え、強固な防災・セキュリティ対策を施した日立システムズのデータセンターでの運用体制、請求書の印刷・発送なども含めた包括的なアウトソーシングサービス、日立システムズのリース業に関する業務ノウハウの豊富さなどを評価したという。
日立システムズは今後、浜銀ファイナンスが構築したシステムを地銀系リース会社向け基幹システムのスタンダードと位置付け、浜銀ファイナンスとともに他企業との共同利用を推進していく。浜銀ファイナンスは共同利用会社と協力して基幹システムのさらなる運用コスト低減を図るほか、顧客動向分析や取り扱い機種分析、生涯採算分析といったデータ分析の高度化も目指す。
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