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Twitter、学術研究にツイートデータを無料で提供する「Twitter Grants」を発表
「Twitter Grants」は、公開されているツイートの膨大なデータを非営利の学術研究者に無償で提供するプロジェクト。参加申し込みは3月15日までだ。
米Twitterは2月5日(現地時間)、公開されているTwitterデータ(いわゆる「Firehose」)を学術研究者に無償で提供する試験的なプロジェクト「Twitter Grants」を発表した。
参加を希望する非営利の学術研究機関はエントリーページから申し込める。締め切りは3月15日。選考後、一部の参加希望者がFirehoseに無償でアクセスできるようになる。
公開ツイートは1日当たり5億件以上投稿されており、累計すると膨大な量になる。Twitterは米Microsoftなどの企業には有償でこのデータへのアクセスを提供している。Twitterが同日発表した2013年10〜12月期の決算によると、データライセンスなどの売り上げは2300万ドルだった。
Twitterは社内のエンジニアリングチームで開発したツイートデータを使った幾つかの視覚化動画を発表している。また、これまで一部の学術機関に無料でデータを提供しており、例えばジョンズ・ホプキンス大学によるインフルエンザの世界での発症状況分析などに役立てられてきた。
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