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2013年第4四半期のPC出荷数は2ケタ成長 XP買い替え需要がけん引――IDC調べ
2013年10〜12月のPC出荷台数は前年同期比17.8%増の435万台。このうちビジネス市場はWindows XP移行ニーズなどで51.1%増を記録した。
IT調査会社のIDC Japanは2月12日、2013年の国内クライアントPC市場の実績値を発表した。2013年第4四半期(10〜12月)のPC出荷台数は前年同期比17.8%増の435万台。このうちビジネス市場は、Windows XP移行ニーズなどの影響で前年同期比51.1%増の277万台を記録した。
一方、2013年通年(1〜12月)のPC総出荷台数は前年比0.2%増の1562万台だった。内訳は、家庭市場が586万台(前年比22.3%減)、ビジネス市場が976万台(前年比21.4%増)。家庭市場はタブレット需要増などの影響で大幅なマイナスとなった一方、ビジネス市場は“アベノミクス”による景況改善や、14年4月に予定されているWindows XPのサポート終了に伴う買い替え需要などにより2ケタ成長となったと同社は分析している。
ベンダー別の出荷台数動向をみると、ビジネス市場に強いDellが前年比28.5%増の成長を記録。一方、家庭市場向けの出荷比率が高いソニーやAcer、ASUSTeK Computerなどはマイナス成長となった。
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