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Cisco、「モノのインターネット」セキュリティ対策の提案募るコンテスト開催
「Internet of Things Security Grand Challenge」ではIoT攻撃の予防や阻止、対策に役立つ革新的なソリューションについて提案を募る。賞金は総額30万ドルだ。
家電から産業機器まであらゆるモノがインターネットにつながる「モノのインターネット」(Internet of Things=IoT)が注目される中、米Cisco SystemsはIoTセキュリティ対策の確立を目指すコンテスト「Internet of Things Security Grand Challenge」を開催すると発表した。
IoTは、例えば医療機関や公共交通機関などの分野にも普及しつつあり、さまざまな業界に革新をもたらす一方で、もし攻撃を受ければ壊滅的な事態につながりかねない。そうした事態を防ぐため、「新しいセキュリティモデルの確立が急務になっており、業界が一丸となって革新的なソリューションを見つけなければならない」とCiscoは指摘する。
コンテストではそうしたIoT攻撃の予防や阻止、対策に役立つ革新的なソリューションについて提案を募る。応募受付は2014年6月17日まで。寄せられた提案は、実現可能性や使いやすさ、幅広い業界への応用性、技術的達成度などを基準に審査する。
賞金は総額30万ドルを用意し、入賞者6人に5万〜7万5000ドルを贈呈する。入賞提案はこの秋に開かれるIoTの国際フォーラムで展示を予定している。
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